日経平均ばかり見ていると日本株の動きが悪いように見えてイライラしてくるだろう。しかし中身をよく見ると日本株は見かけほど弱いわけではないことが分かる。例えば日経平均やTOPIXは昨年11月の戻り高値すら抜いていないが、日本を代表する時価総額や流動性でトップレベルの株だけを集めたTOPIXコア30指数は、2月10日に994まで上昇して、ひと足先に昨年1月以来の高値になった。
更にTOPIXバリュー株指数に至っては2月21日に2,208まで上昇して、なんと2018年1月の高値2,182を5年1ヵ月ぶりに抜いてきた。東証銀行株指数も2018年1月以来の高値になり、東証スタンダード指数も昨年4月にスタートして以降での最高値を更新した。このように実は見かけほど日本株は弱くはない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。