前回は当コーナーでTOPIXバリュー株指数が5年ぶりに新高値になったことを指摘したが、続いて今週も東証小型株指数が昨年11月の高値を抜いて、一昨年11月以来の高値になった。日経平均だけ見て相場を考えても全く意味がない現実がここにも示されている。
東証の規模別指数の中で新高値になったのは小型株指数だけだが、一昨年9月につけた3,812がザラ場ベースの最高値だ。しかし月末終値としての最高値は一昨年9月の3,625で、今月は現時点で3,618まで上昇してきたので、このまま順調にいくと今月は月末終値としては一昨年9月末の高値を抜く可能性が出てきた。東証スタンダード指数も昨年4月にスタートして以降での最高値を更新しており、小型株の強さも目についてきた。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。