米株はナスダック指数がいち早く戻して2月の高値を抜いてきたが、米株の実勢を示すSP500指数も、終値ベースでは2月の高値からの下げ幅の89%を戻してきた。更に注目すべきは月足チャートで、3月末で6カ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしていた。これは前回2020年9月にゴールデンクロスして以来だ。
前回はそこから昨年1月の過去最高値まで大きく上昇トレンドを描いていった。したがって今回も同じように弱気派まだまだ多くて、ショートポジションが積み上がっているが、これが株高の燃料になるのではないかとみている。昨年10月の最安値から半年経っても崩れない米株の現状を軽く見るわけにはいかない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。