周知のとおり三菱重工は防衛、原子力、脱炭素など多くの分野にまたがる企業であり、特に防衛と原子力はこの会社の歴史とともにある2大柱だ。
先日発表された今期第1四半期決算では、税引き前利益が757億円、前年同期比2.12倍の大幅増益となった。今期の予想一株当たり利益は565円だが、大和証券では654円の強気予想を出し、来期は744円にさらに増えると予想している。
株価は先週金曜日から4日連騰で新高値となっているので、押し目がほしいところだが、2015年の高値8,050円に近付いてきており、8年ぶりにこの高値を抜くことが予想される。防衛関連で大型受注があったが、防衛、原子力共に国策の大きな目玉なので強力な追い風が吹いている。大和証券は目標株価1万円を打ち出したが、国策に乗っての大相場コースではないかと期待して見ている
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。