日経平均の週足チャートで、先々週に5週線と26週線がデッドクロスしていた。教科書通りならデッドクロスは売りシグナルだが、そうはいかないのが相場の実戦の世界だ。前回は昨年12月末大納会でデッドクロスしたが、年が明けて1月大発会の週に底打ち。前々回は昨年10月初めにデッドクロスして、その週に底打ち。過去1年間で2回のデッドクロスはすべて逆張りで買いシグナルの形になっていた。
今回も先々週がデッドクロスだが、その後日経平均は先週から今週にかけて3万500円台でピタリと下げ止まって、切り返してきている。鬼門の10月を通過して冷静に相場を眺める必要がありそうだ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。