三菱商事(8058)が、5月2日の最高値3,775円から8日には3,316円まで下げて50日線を下回ってきたが、これは昨年12月の底打ちからここまでの上昇相場で初めてだ。早見の有料情報では4月16日に3,502円のところで利食い売りを指示して利益確定していただいた。
注意すべきは、今週の急落で今月の月足チャートが最高値で陰線包み足になったことだ。この株の場合、ずっと上昇相場が続いた後に最高値で月足が陰線包み足になったのは、実に2008年のリーマンショックの大底以降で初めてである。最高値での陰線包み足は天井打ちを示す有力なシグナルのひとつだ。高配当株として個人投資家の人気が高かったが、この最高値での陰線包み足での下げは大いに警戒すべきものと言える。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。