NTT(9432)は1月に付けた最高値の192円90銭から今週153円40銭まで20.5%下げた。月足チャートは今月で2月から4本連続陰線で崩れている。
月足チャートで最高値から4本連続陰線で下げてきたのは、前回2017年11月に天井打ちして下げに転じた時で、そこからいったん戻り相場になったものの、また下げに転じて結局2018年11月の大底まで崩れていった。
前々回は2008年の高値からの局面で、この時もいったん戻りに転じたが、結局2009年3月の安値まで更に下げていった。その前は2007年2月の高値から崩れた時で、月足5本連続陰線で止まり戻りに転じたが、結局2008年3月の安値まで更に下げた。このようにNTTの月足が最高値から4本連続陰線で崩れたのは、短期的には戻りに転じても、本当の意味での大底にはまだ遠く、戻り売りでまた下げていくことを覚悟する必要があると言える。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。