5月に高値を付けて株価が大きく崩れたバイオ株だが、さすがに下げ過ぎ状態になってきたと思われる。シンボル株だったタカラバイオは、5月の高値4295円から8月13日の安値1812円まで約58%下落した。銘柄によっては70%以上の下落率になったものもある。しかし、タカラバイオやナノキャリア、メディネット等、8月13日の安値を割らずにその後下げ渋って底値を固めているような銘柄が出始めている。
iPS細胞を軸に再生医療を政策面で後押ししていく流れに変わりはなく、政策に沿ったバイオ株の見直しが再びなされる可能性がある。また、世界で初めて細胞を使った再生医療実用化を目指し、初の臨床試験を行うことになっているベンチャー企業ヘリオス(旧日本網膜研究所)が、欧米での事業化に向けて資金調達のために株式上場を検討していることも9月4日付の日経産業新聞で報じられた。今後、刺激材料としてクローズアップされてくると思われる。
9月13日に発売する『九星気学と干支からみた2013年大予測 後半編(臨時版)』の中で、これに関連する株も取り上げているので、是非参考にして頂きたい。バイオ株は、全体としてそろそろ大きな逆張り的な視点で買いチャンスを見計らうタイミングになってきたと思われる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。