早見が昨年秋から1年間に渡り追いかけ続けているバイオ株だが、現在開かれている臨時国会で再生医療に関連する重要な法案が成立する見通しになっている。
注目の薬事法改正案と再生医療安全性確保法案の2つの法案が、11月5日に衆議院本会議で可決され、参議院へ送られた。順調であれば今の臨時国会で正式に成立する可能性が大きいと見られる。
iPS細胞を利用した再生医療を国策に沿って大々的に推進していくことは既に決まっていたが、実際の推進にあたり安全基準が決まらなければ先に進めなかった。今回、衆議院で可決された2つの法案がこのまま成立すれば、安全基準が定まり、認可審査も大幅に短縮され、開発が大幅にスピードアップされることになる。したがって、いよいよ各企業も大々的に再生医療を事業化していくことができるようになる。
バイオ株はこのところ調整局面に入っていたが、これをきっかけに反発が期待される。大いに注目して見ていこう。早見は、短期的な流れの変化に任せてバイオ株も売り買いしてきたが、一貫して追いかけていることに変わりはない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。