11月30日更新のコラム「相場観」でも指摘したように、東京株式市場の実勢を示すTOPIXが週足で7月の戻り高値を抜き、大きなボックス相場を完全に上に放れた。これで6月でついに大底を打ったと判断される。
大きな捉え方をすれば2009年3月の698ポイント台と、今年6月の692ポイント台がそれぞれ大きな安値となったわけで、TOPIXの690ポイント台は強力な大底ラインと言える。
2007年2月の大天井1823ポイント台から5年に渡ったTOPIXの大きな下げ局面は、今度こそ大底を打ったと思われる。
直近で50週線が上向きに転じ、これで5週、13週、26週、50週と4本の移動平均線もいよいよ右上がりに揃った。これは今年に入ってから初めてであり、明らかに大きな基調の変化を示している。
前回の当コラムではドル円相場のトレンド大転換で、円高から円安へと大きく流れが変わったことも指摘したが、待ちに待った円安株高時代の到来だ。
これから来年2013年、日経平均や円相場がどのような水準を目指していくのかは12月14日発売の『九星気学と干支からみた2013年の大予測』で詳しく解説しているので、是非お読みいただきたい。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。