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首都高速、大規模改修いよいよ現実化へ2013.01.18

昨年1月に大きく報道されて、橋梁株の買い人気に火をつけた首都高速道路の大規模改修問題が一年経っていよいよ具体化してきた。

首都高速道路会社の有識者委員会は1月15日に大規模改修の具体的なプランを発表した。それによると約47キロメートルの区間で、道路を全て壊しての作り直しや大規模な改修が必要だとしており、これだけで総工費は最大で9100億円かかると試算された。

今後、更にあと10年もすれば一段と大規模改修などが必要な区間が増えていくため、総工費は軽く1兆円を超えてくる見通しで、早急な対応が望まれている。

これを受けて首都高速道路会社の菅原社長は東京都や国と連携して早急に実施に移したいとしており、まず来年2014年に都心と羽田空港を結ぶ1号羽田線の海岸部分の作り直しに取りかかる予定だ。

首都高速は開通から50年を経て極めて老朽化しており、予想される首都直下型大地震への対策も必要であり、のんびり構えているわけにはいかない。

財源の問題もあるが、いよいよ大規模改修へ向けて具体化が進んでおり、株式市場でも一年前と同じように橋梁株の買い人気が再び盛り上がっていく可能性がある。

中央高速道路の笹子トンネル大事故をきっかけに、こうした老朽化した高速道路の改修、補修が今年も注目材料として折に触れて取り上げられるだろう。

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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