早見は日頃から会員の方々やセミナーの場などで、株式投資を行っていく上での重要な約束事をいくつかお話してきた。中でも最重要と言えるのが「見込み違いになった時のロスカットルールを厳守する」ということだ。
株式投資は利益が保証されておらず、買った株が必ず値上がりしていくと断言はできない。したがって、もし見込み違いになった時にどのように対処するかが非常に重要となる。
そこで早見は、買った株が最悪の場合でも買い値から2割値下がりした場合には損切り手仕舞い売りを行うようにロスカットルールを厳守している。
当然推奨銘柄はそれに基づいて反対売買の指示を出したり、会員各自の買い値に対して最悪でも2割下げた場合にはドクターストップということで手仕舞いすることを指導してきた。もちろんこれは最悪の損切りラインである。実際にはそこまで下がらないうちに小幅の損失でも手仕舞い売りを指示するケースが圧倒的に多いが、やはり最悪でもここまで下げたら損切りをするというラインはしっかりと決めて守らなければならない。カラ売りも同様である。
昨年5~6月の暴落や今年1月以降の下げ局面もそうだったが、ロスカットルールを守っていれば、それ以上の致命的な大損にならないで対処することが可能になる。損切りは忍びないものであるが、自分自身を守るために非常に大事なことである。
もちろん、各自それぞれ自分なりのロスカットルールを決めているのであればそれを守ればよいわけで、ルールはルールとして守ることに意義がある。新しい会員が増えている現在、改めてこのことを注意申し上げる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。