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改めてロスカットルールについて2014.10.10

ここへきて日本の株価がまた下げ波乱のムードになってきた。日経平均は9月25日の最高値1万6374円から8日の安値1万5549円まで800円以上値下がりしてきている。

折に触れて、会員の方々にはロスカットルールを厳守するようにお伝えしている。株価が右上がりの時には、放っておいても次々に利益が出るようになるが、株価はどこかで調整局面を迎える。その時に小さな一過性の調整安で終われば良いが、今年1月~4月、昨年5月~6月にかけてのような非常に大きな下げ局面になった時には、ロスカットルールを厳守して損失を一定の範囲に留めておかないと、売るに売れなくなり、想像以上の大損になったり、長期塩漬けになりかねない。

しかも右上がりのトレンドの中での調整局面ならまだしも、万が一大天井を打った場合には、ロスカットしないで持続していると大変なことになってしまう。

早見は各自の買い値から最悪の場合で2割値下がりした時にはドクターストップということで、持続せず損切り手仕舞いするように繰り返しお伝えしている。これはあくまでも最悪のロスカットラインだが、テクニカル的・チャート的な変化に基づいてそこまで行く前に売却指示を出す場合もある。

いずれにしても各自買い値が違うので、ご自身の買い値に照らしてロスカットルールを厳守し、致命的な大損とならないように心掛けて頂きたい。下がった時の安易なナンピン買いもかえって傷口を広げてしまう場合もあるので、控えるようにしよう。

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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