今年も早見は売買指示や情報提供だけでなく、投資を進めていくにあたっての重要な約束事を積極的にお伝えしてきた。今年最後のこのコーナーでは改めて、その点を整理して、再確認しておきたい。
第1に重要なのは、見込み違いになった時に損切りをするロスカットルールを決めて厳守することだ。
早見は最悪の場合、買い値から2割値下がりしたら損切りをするように、言い続けている。実際にはそこまで下げる前にチャート的・テクニカル的な変化等で手仕舞いをする方が多い。しかし、とにかく、どんなに頑張ってもドクターストップのラインは守り、致命的な大損にならないよう、自分の身を守り、生き残ることを最優先しなければならない。特に信用取引で株を売り買いしている場合には、無理なやり方をしていると、とんでもない大損を被ることになるので、十分に注意しよう。
第2に、長期に渡り塩漬けにしないことが大事だ。そのためには買ってから1ヵ月経っても動きが思うように出てこない場合には、時間的な効率を考えて新しいものに目を向けて乗り換えを考えていくことが必要になる。持っていれば何とかなるというやり方だと、ずるずると長期塩漬けになるケースが多い。
第3に、零細な投資資金で売買を行っている投資家ほど日経平均のブル・ベアETFを積極的に活用して、相場全体の上げ下げのトレンドに素直に乗っていくようにしよう。日経平均は、相場全体の方向性を示すので、個別株よりも非常に分かりやすい。もちろん、騙しのケースもあるが、余程の事が無い限り致命的な損失を被ることもない。
以上3つの点は、来年もそしてこれからもしっかりと頭に入れて、投資作戦を進めていくようにして頂きたい。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。