今年は新規公開株ラッシュということで、前回はその目玉の1つとされるZMPについて取り上げた。続いてバイオベンチャー企業のヘリオスも今年上場するのではないかと観測が流れている。この会社にも要注目だ。
ヘリオスは旧社名「日本網膜研究所」で、iPS細胞を使った世界で初めての目の難病手術に関わった企業だ。その後も大日本住友製薬を中心にパートナー企業とiPS細胞を使っての様々な研究を進めている。
昨年もこの会社の株式上場観測が流れていたが、残念ながら昨年は実現しなかった。もしヘリオスの株式上場が正式に決まったとすれば、株式市場でも関連株に注目が集まると見られる。
その場合、有力なパートナー企業である大日本住友製薬はもちろんだが、その他にジャスダックのテラ、東証一部の新日本科学、澁谷工業といった銘柄に目が向くかもしれない。
既に1月の東京と大阪のセミナーでは特にテラにスポットを当てて解説、コメントをしておいた。正式に買い推奨したわけではないが、新規公開株ブームと共に他のバイオ株にも人気が波及する可能性があり、研究課題としたい。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。