毎月の早見のセミナーでは、推奨銘柄とは別に参考になるコメントとして番外編の株をご紹介することがある。これはあくまでも何千もある銘柄の中で、何かしら参考になればということでコメントしているもので、あくまでもその時点で買い推奨したわけではない。
したがって、一切その後のフォローは原則として行っておらず、番外編の銘柄は、会員以外の方々にはセミナーの申込みをした方以外にはお知らせしていない。それは推奨銘柄としてご紹介したわけではないからだ。もちろんその後値上がりもあれば、値下がりもあるわけで、時折、番外編の株を買ったという方からその後の処置をどうすれば良いかと質問を頂くことがあるが、一切お答えしていない。
例えば、1月の大阪セミナーで番外編でコメントしておいた第一中央汽船も、大赤字の会社であり、まともに買い推奨することなど到底出来ないが、株式市場で材料が流れたり、チャート的な変化が出たりしたので、参考までにコメントしておいた。
もし大阪セミナーを受けて、1月26日の寄り付き57円で買ったとすれば、1月29日の高値72円まで26%も値上がりしたわけだが、その後2月3日には赤字拡大の発表で41円まで再び大きく値下がりしている。もちろん買い推奨したわけではないので、一切フォローのコメントはしていないが、仮にもし第一中央汽船を買ったとすれば、日頃からお伝えしているように、買い値から2割下げた時には手仕舞い売りを行うというロスカットルールに当てはめて対処すべきだ。
推奨銘柄であれ、自身の判断で選んだ株であれ、いずれにしても常に大切なことはロスカットルールに当てはめて処置して行くという姿勢だ。今後も公式の推奨銘柄についても、早見の場合は推奨値から最悪の場合2割下げたら手仕舞い売りというロスカットルールは厳守して行くので、再度頭に入れておいて頂きたい。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。