NYの原油相場は、1月に44ドル台で下げ止まり、反転して行った。
この状況に対応し、早見も直ちに東証に上場している原油ダブル・ブルETNをFAXやメール会員、および電話やインターネット有料情報サービスで直ちに買い推奨し、1割以上値上がりしたのを見て短期利食いに成功して頂いた。
その後はまた原油相場の動向を見守ってきたが、今週に入ってから急降下して42ドル台まで下落し、1月の安値を約2ヵ月ぶりに割り込んできた。
この結果、原油相場はまだ本当の意味での大底に到達してはいなかったことになる。リーマンショック以来の大きな暴落局面になっていたが、前回は2008年7月の大天井から12月の大底まで約77%下落して大底に届いた。今回は昨年6月の高値から今週の安値までで約60%の下落率になっている。
仮にリーマンショックの時の下落率を単純に当てはめると、24ドル台となるわけだが、それはあくまでも単純計算であり、実際にそこまで下げるかどうかは現時点で何とも言えない。
再び底割れになったことにより、改めて原油相場の値ごろを探ることになる。原油ダブル・ブルETNを利食って頂いた後は、原油には一切手を出させていないが、引続き観察していこう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。