日経平均がついに15年ぶりの高値更新となったが、銀行株の動きが注目される。
銀行株指数を見ると、4月23日に2098ポイントの最高値をつけた後、典型的なボックスの形になっていた。今週は24日に2112ポイントまで上昇して、ついに2ヵ月ぶりの新高値、ボックス上放れとなった。
今週は週足のMACDやRCI、2週線等が揃って上向きに転じており、日足チャートでもカギ足、パラボリック、新値3本足等、揃って陽転してきた。この銀行株の上放れに素直について行くべきではないかと思う。
人気の中心はもちろん大手銀行株で、みずほFG(8411)、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)が代表になるが、地方銀行株も見逃すことが出来ない。配当利回りが比較的高いものがまだまだ多いので、そうした面からも個人投資家にとっては格好のターゲットになるだろう。
また、日経平均が15年ぶりの高値を抜いたことで証券株も期待感が高まりそうだ。やはり代表は野村HD(8604)である。週刊レポートでは既に日本取引所グループ(8697)を買い推奨して持続して頂いており、新高値で順調に値上がり幅を伸ばしているが、個別に証券株も再評価する必要がありそうだ。迷った時にはシンボルの野村HD(8604)を狙うと良いと思う。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。