前回の当コラムで改めて自分の買い値より最悪で2割値下がりした場合はドクターストップということで、自動的に損切り手仕舞い売りを行うロスカットルールを厳守しようと呼びかけた。
これは最悪の場合のロスカットラインであり、それ以上の致命傷になるような大きな損失を食い止めるものだ。実際にはそこまで下げる前にテクニカル的・チャート的な悪い変化が出てくるので、そうしたものをキャッチしながら小幅の損失のうちに手仕舞い売りをしていかなければならない。
特に週刊レポートは週1回であり、株価の急激な変化には対応しきれないので、十分に注意する必要がある。デイトレーダーの方々は特にロスカットを早め早めに行っていく傾向があるようで、成功している人ほど損切りをきっちりと行い、大損や長期塩漬けを回避している。
6月から早見のセミナーでは銘柄発掘法のノウハウについて1つ1つご紹介しているが、見込み違いになった場合の手仕舞いの仕方についても今後お話をしていきたいと思う。あくまで一般的な方法だが、25日線を割り込んできたら売却するという人もいる。これは押し目買いのポイントとして見ることもできるので一概には言えないが、いずれにしても各自で自分なりのロスカットのルールを決めて厳守するようにしよう。
そしてルールは決めたら守らなければならない。今回は今までとは違うだろうというような都合の良い解釈をせず、ルールに抵触した場合にはひとまず売却してその上で改めて買うかどうかを考えるようにしよう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。