前々回と前回の当コラムで8月の崩れから日経平均の月足チャートに今までにない悪い変化が出現したことを解説してきた。
今月のセミナーでも詳しくお話をさせて頂いたが繰り返し述べているように、8月からの下げは前回2007年天井打ち直後の時と同じ形になっている。
8月に5ヵ月線が下向きに転じたが、これはイコール大天井打ちと断言できるものではない。
次に問題になるのは5ヵ月線と12ヵ月線がいつデッドクロスするかにある。これはTOPIXも同じで前回2007年の天井打ち、2000年のITバブル、96年の消費税増税などいずれも最高値を付けた後、5ヵ月線と12ヵ月線がデッドクロスしたことが大天井打ち確認シグナルとなっている。
月足の三本足陰転、半年間の上げ幅を2ヵ月で帳消し、その上で5ヵ月線と12ヵ月線のデッドクロスは大天井打ちを告げることになるだろうから、これからの数ヵ月間は大きな視点で注意しなければならない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。