11月3日の日経新聞朝刊で、中小型株を中心に大口の売りを仕掛ける海外のヘッジファンド、OXAM QUANT FUND(オックスフォードアセットマネジメント)が取り上げられていた。
コンピュータを駆使して総額6000億円の運用資産のうち、500ないし1000億円を東京市場で運用している。必ずしもカラ売りだけではないが、個人の買いが殺到し、思惑先行で急騰する株が特に売りの対象になりやすくなっている。
直近でこのファンドに狙われたのがダブル・スコープ(6619)だ。10月28日に2945円の上場来高値を付けたが、その翌日一気に2555円まで急落した。このファンドによる売り仕掛けが出てきたためだが、その後は2600円台の辺りでひとまず下げ一服で、落ち着いた形になっている。
よりによってこのカラ売りファンドに狙われたのは運が悪かったが会員向けレポートで推奨値2822円を現在6%程下回った位置にある。本来であれば更に大きな上昇相場を期待したかったが、このファンドにカラ売りを仕掛けられてしまうと相場的には崩されてしまうので、ここは残念だが手を引くことをお勧めする。
小型株に全てこのようなファンドが売りを仕掛けてくるわけではないが、狙われてしまった以上は、諦めて手仕舞いする方が良いだろう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。