今週の『相場観』でも書いておいたが、NY株式市場の実勢を示すS&P500指数の月足チャートを見ると、今月は最高値で陰線つつみ足の形を出現させている。これは昨年10月の天井打ちの時と同じであり、前回はその後12月の安値まで暴落していった。
月足陰線つつみ足は天井打ちを示唆する非常に不気味なシグナルであり、2015年の中国の株バブルがピークに達し、上海総合指数が天井打ちした時や、2008年に原油相場が大天井を打った時もこの最高値での月足陰線つつみ足が出現していた。
もちろんチャートやテクニカル指標にはダマシはあるので絶対確実とは言えないが、大いに警戒すべきシグナルが点灯したと言える。
■S&P500指数 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。