先週の週刊レポートでは代表的な半導体関連株である東京エレクトロン(8035)について当コラムで解説し、推奨銘柄ではアドバンテスト(6857)を取り上げた。
両社の月足チャートを見ると明確な違いがある。東京エレクトロンは一昨年11月の天井打ちから大きな値下がりを経て直近復活してきた。しかしまだ一昨年の高値には大きく開きがある。
一方でアドバンテストは一貫して大きな右上がり基調を保ち、今月は決算発表を契機に株高に火が着いて、月足では大陽線を一本立てている。
アドバンテストは5G関連の側面が加わり株高に火が着いているが、飛び乗っていくならアドバンテストだろうということで、先週の週刊レポートで買い推奨した。
しかし東京エレクトロンも一昨年の最高値とその後の戻り高値を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインを突破しており、新局面に入ってきたことが鮮明になってきた。週末は日本株全体に下げ波乱となったが、引き続き要注目と言える。
■東京エレクトロン(8035) 月足 ※推奨銘柄ではありません。
■アドバンテスト(6857) 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。