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ドル円9週連続陽線の高値圏で陰線つつみ足2022.05.20

 ドル円相場は4月28日に131円台乗せ、5月9日には131.34迄上伸して2002年4月以来約20年ぶりのドル高水準を記録しました。その間週足チャートは異例の9週連続陽線という強い伸びを見せていましたが、先週末の週足チャートで20年ぶりの高値の水準で週足で陰線つつみ足の形になりました。最高値圏での陰線つつみ足というと、注意が怠れません。実際のその後の日足のチャートを見ると、じりじりと右下がりとなっており一時128円を下回ることもあるなど、一気に進んだドル高に変調が出ていることが伺えます。

 過去の高値圏での週足陰線つつみ足示現後の相場について見てみると、2019年7月の陰線つつみ足の時はその後1ヵ月で4.7%下落、2018年11月の陰線つつみ足は、その後年末まで9.5%下落、2017年11月の陰線つつみ足は一旦戻る局面もありましたが、結局翌年3月末に向けて9.7%下落しました。いずれもシグナル示現後は素直な下落が見られている点に注目です。仮に今回の131.348の20年ぶりの高値から直近のシグナル出現時の4.7%下落を当てはめてみると、下げの目安は125.17となります。125円のラインは大きな節目になっていることからも、現実味のある水準と言えそうです。
 
 FRBの利上げスタンスは依然として変わっていませんが、「リセッション」の現実味が日々強まりつつある中、成長停滞と高インフレが同時進行する「スタグフレーション」に直面するリスクが非常に高くなっており、リスクオフの観点からも今の雰囲気だとドルが買われづらい状況です。加えてECBが夏の利上げを事実上示唆していますから、これからユーロドルの反転上昇も見られてくる可能性がありますから、その点もドルには重石になりそうです。
 
 リセッション懸念もスタグフレーションもアメリカに限っているものではありませんが、マーケットの中心としてけん引してきたアメリカがまず大きく揺り戻しを受けやすく、今のドル円は静観です。むしろ調整が一巡したところで次のトレンドを考えていきたいと思います。
 
 その他の通貨を見ても、総じてつい先ごろまでの「黙って円売り」という局面に変化が来ている状況です。値ごろ感での買いはどの通貨に対しても未だ早いという印象です。

 

 ※こちらのコラムは会員向けレポートから一部抜粋したものになります。

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