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これから織り込まれるのは「もしトラ」リスクか2024.01.26

 2024年最初の日銀会合の結果が公表されました。昨年暮れには「年末から来年に向けて一段とチャレンジング」と発言していた植田相殺でしたが、能登の大震災や与党自民党の数々の問題などが発生していたことで、年明けから「まだ日銀は動けない」という見通しが台頭していましたので、12時9分にすぐに据え置きが発表されても特段の大きな反応ではありませんでしたが、15時半からの植田総裁会見を受けて、日米金利差の縮小・円高という動きがみられました。内容はこれまでを踏襲していますが、展望レポート(1、4、7、10月)の無い回でも政策変更ありうるとしていますので、状況が整えばいつでもやりたいという「強い意思」を感じさせられます。

 こうした雰囲気は年始からのドル高にもちょっと歯止めをかける動きになっていますので、一旦調整です。とはいえ、こうした日銀の意思に反して、他国の利下げが始まれば円買いになり日本が手を打ち出しにくくなるので、動きづらく結果膠着の可能性も。とりあえずはFOMCの内容は米経済指標を見ていくしかありません。

 また24日はBOC会合の行われ、年始1回目は据え置きの予想通りです。声明からは「必要に応じ政策金利を引き上げる用意がある」という文言が削除され、議論はいつまでこの高金利を維持するか(いつ頃利下げ開始するか)に移っており、直近で3回ほどつけている110円前後が高値で頭を押さえられる動きになっています。またカナダは資源国ですが、今後さらにささやかれそうな「もしトラ」(24年11月の米大統領選挙で「もしトランプ前大統領が再び大統領に返り咲いたら」を略した言葉です。)リスクが影響しそうです。トランプ氏は「エネルギー価格を50%下げる」と言われていますから、資源価格に大きく寄与する可能性があり、もしトラリスクの高まりはカナダドル売りにつながる可能性も。

 そもそももしトラリスクはまだ市場に十分に織り込まれていないといわれていますが、1月の予備選2州を制してきましたので、今後市場がリスクを織り込んでいく点注意が必要です。もしトラリスクといわれるのが、NATO離脱、ウクライナ切捨て、中国優遇待遇はく奪、台湾関係曖昧など報じられています。

※当コラムは、木曜日発行の会員向けレポートより抜粋しました。

 

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