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ドイツの政策変更が引き続きユーロの追い風2025.03.21

 3月19日、日銀が3月の金融政策決定会合で、0.5%の金利維持を決定しました。現状維持は事前予想通りで、発表時刻は11時25分とかなり早い時間の公表でした。2013年にアベノミクス相場が始まって以降、現在までの日銀の発表時刻(日銀が時刻公表をやめて以降は通信社速報時刻)を記録していますが、11時25分発表はこの12年間で最速でした。また今回の現状維持は全会一致、タカ派の田村審議委員が今回の決定に反対票を投じるかどうかが現状維持予想の中での注目点でしたが、反対意見もなく非常に穏やかに日銀イベント通過となりました。

 ドル円相場はこの日銀の動き自体には無風でしたが、先般146.53迄下げましたが、その後は反転上昇の動きとなっています。不安視された米景気減速懸念がやや薄らぎ、株価反発のリスクオン相場の中で買い戻しが入り150円に迫る動きとなっています。150円を越えて、21日線をしっかり抜けてくるようならやや上目線になりますが、そこから上を買い上がる材料も見当たらず、小幅のレンジになるようだと、150円近辺は良い売り場になりそうです。

 また引き続き堅調なユーロですが、ドル相場が戻したことでユーロドルは一服、ユーロ円相場は200日線をこえて164円台まで上昇しています。2月末に154円台でしたから、短期間に6%の上昇です。ユーロはここでさらにドイツの歴史的な政策変更が強い追い風になりそうです。

 3月18日、ドイツ政府は巨額の財政出動に必要な憲法(基本法)の改正案を賛成多数で可決しました。21日の上院で承認されれば正式に決まりますが、これによって財政規律を頑なに守ってきたドイツが大きく大転換することになります。内容はすでに当コラムでも触れていますが、5千億EUR(約80兆円)のインフラ基金を設立し、GDP押上げ寄与が期待されます。またGDP費1%を上回る分の防衛費は債務ブレーキの対象外とすることで、ドイツの再軍備も歓迎ムードで追い風となっています。(余談ですがスイスも国防費を増額すると検討と報道)世界がガラッと戦後レジームから脱却し新たな方針を打ち立てつつあります。恐らく21日に承認されると思いますので、ユーロには引き続き要注目です。

当レポートは今週水曜日発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

 

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