円安に海外からの批判相次ぐ2013.02.01

この数年、世界経済不安の中、主要各国が自国通貨安に誘導して自国経済を守る通貨戦争から、俄かに日本が批判の対象になってきました。急激な円安が続いている上、安倍政権が円安、デフレ脱却を声高に言っていますから目立っているということもありますが、これまでかなりの円高に耐えて、国際競争力が弱まるのを見過ごしてきているんだから、たかだか90円に戻したくらいで言われたくないけど・・・と思ったり。特にEFSF債も多く購入して、ユーロ圏の安定に身銭切っているのに、経済のしっかりしたドイツのメルケル首相に円安批判されると、なんていうか腹立たしさを感じます。

というのは私の個人的な意見ですが(笑)、先般のダボス会議でも日本の円安批判が行われましたが、2月にG20が開催され、議長国ロシアは「批判する!」と以前言っていましたので、何らかの議題には上るかもしれません。

今回のダボス会議については、28日に麻生金融相が「たかだか10円か15円の円安でいちゃいちゃ言うのは筋がおかしい」とコメントしましたが、そこから今の円安が一段と進むようであれば、政府にかかる外的プレッシャーも高まるでしょうから、議題に上ることよりも、政府要人からの為替についてのコメントが相場を動かす要因になりやすいのではないかと、ちょっと気になるところ。

G20は2月15〜16日にロシアで開催されます。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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