ドル高にけん制発言も2015.03.13

世界各国の通貨とのファンダメンタルズ格差が浮き彫りになっているドルが、独歩高で上昇していますが、さすがに米国内からこの状況に懸念を示す声が出てきています。

今年1月、米企業決算シーズンが本格化する中で、多くの大手企業がドル高により企業業績を圧迫させられている現状が表れ始めました。ただ、ドル高が業績にインパクトを与えるには数四半期を要するという見方もある為、この1年でずいぶん上昇したドル高の影響が、今後半期決算あたりで顕著になる可能性も。となると、半期決算が6月(7月発表)ですから、未だ加味されていない分のドル高の影響が、この時期の半期決算で浮き彫りになる可能性も。

11日、米大統領経済諮問員会のファーマン委員長が「ドル高は米経済に対する向かい風になる」と見解を示しました。先週末の雇用統計いこう、米株の下落が厳しいため、このような発言が増えて来ると、株と乖離している為替相場も力ずくで株の動きに引っ張られる可能性があるかもしれないという点を念頭に置いておきたいです。

そして、その数字が表れるタイミングで米利上げ開始時期の思惑も合致している点も忘れずに。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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