投票後まで休むも相場2016.06.17

来週、イギリスの国民投票を目前に控え、先行き不安感から手出し辛い雰囲気が強まってきました。とにかく現金比率を高めて様子を見るという空気が強いですから、無理な手出しは無用と見て、ここは休むも相場を決め込むべきかと思います。
 
23日の投票を控え、来週に入ると英ポンドに絡むポジションは一段と取りにくくなると思われます。通常以上にスプレットが開いたり、値が飛ぶという可能性も高く、FX取引会社各社も強い呼びかけのメールを顧客に対して行っています。特に注意していただきたいのが、保有中のポジションです。証拠金は厚めに用意しておかないと、投票日当日はかなりレートが出なくなると思われることから、これまで経験のないスプレット拡大が起こる可能性もあります。その場合、とんでもない価格でロスカットが入って、余裕のあったはずの口座資金が飛んでしまうという可能性も起こり得る状況です。

英中銀も今月に入ってから臨時の資金供給を行って流動性を高めるサポートをしていますが、値動きはチャートでもマクロ的なファンダメンタルズでもなく、ただ投票情勢に一喜一憂です。日本からリアルタイムの状況を常につかむのは難しい状況ですから、見送って6月最終週から7月イベントを狙った次のトレンドを狙っていくことをお勧めします。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋・追記しております。

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