ユーロ、オージー堅調2017.09.01

ジャクソンホール会合が通過し、取りあえず大きな注目材料を通過してホッとしたところで、週初から北朝鮮のミサイル発射でざわつくなど、なかなかスッキリしない金融市場の状況が続いていますが、通貨には改めて強弱が出て来たようです。

まずはユーロが再び買い地合いになってきました。29日には対ドルで1・2000を突破し、1・2071まで上昇しました。月足チャートで見ると、2011年8月に雲を下に突き抜け、以降は雲抜けをトライするも抑えられて失速するなどテクニカル的な変化が見られませんでしたが、今回久しぶりに雲を伺う動きになってきています。2015年1月以来の水準まで上昇し、引き続き出口戦略期待を含んでユーロが買われていきそうな地合いです。

また豪ドルも堅調です。豪ドルは9月6日に第2四半期GDPの発表を控えていますが、上半期は悪天候が輸出を圧迫し緩やかな成長になりましたが、下半期は回復期待が強まっています。まずは第1四半期の1・7%(年率成長)に対してどの程度の数字が来るのか期待して見ています。(前期比は0・3%)

前回の当コラムで取り上げたユーロ豪ドルの豪ドル買いは、ユーロの上昇が強く、ユーロ買いの形になってしまいましたのでロスカットしました。ユーロの買い、豪ドルの買いを、別の通貨ペアで個別に見ていきたいと思います。豪ドルに関しては、対NZドルでの買いに切り替えました。3月につけた1・10189の高値抜けを達成し、1・10802まで上昇してきましたので、次のターゲットは1・1200と見ています。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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