FRB議長、そろそろ決定2017.10.27

来年2月3日で任期満了となるFRB議長の後任人事が大詰めです。11月初旬にはトランプ大統領がアジア外遊に出ることから、それまでに発表するとしており、連日注目されています。今週中に出てもおかしくないのではないかと思われます。

最終的にイエレン議長、パウエルFRB理事、テイラー教授の3人に絞られたような報道がありますが、オッズサイトを見ると、パウエル理事、テイラー教授、イエレン議長という順位になっているようです。私自身も現実路線としてパウエル理事が一番濃厚ではないかという線で見ているのですが、テイラー教授がFRB副議長で選出となると、米長期金利が上昇していきそうです。

報道でも多々見られますが、テイラー氏が提唱したテイラールールでFF金利を算出すると、現在3%以上の政策金利水準が当てはまります。このタカ派なテイラー氏が議長ではなく副議長ポスト指名であってもFRBに入るのではないかという見方から、米10年債は2・42%台まで上昇しています。実際にこの人事が決まるようだと、一段と長期金利が跳ね上がる可能性が高く、大きく114円-108円でボックスになっているレンジを上に抜ける動きになる期待も出てきます。

4月以降、ずっとこの大きなボックスが続いていますから、そろそろ方向性が出て欲しいところです。

※10月26日のNY時間の報道で、イエレン議長は候補から外れた模様。パウエル、テイラーで正副が決まる可能性濃厚です。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋・追記しております。

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