ユーロが動き出す舞台が揃う2018.01.19

ユーロの動きが非常に堅調です。15日には対ドルで1・2296まで上伸して、2014年12月以来、約3年ぶりの高値に顔合わせとなりました。ドイツのメルケル首相が無事連立政権を発足出来そうでドイツのマイナス要素が解消されたことに加え、昨年暮れから年始にかけて、ECB関連要人の出口戦略への言及に含みを持たせた発言が相次ぎ、11日のECB議事要旨(12月14日分)では、「2018年の初旬からフォワードガイダンスを変更する可能性」があることが示され、いよいよユーロが強くなるという期待が先行して買いに拍車をかけています。ドル売り越しは10月半ば以来の高水準になっており、ドル売りユーロ買いの色合いが鮮明です。

ユーロドルのチャートを日足、週足で見るとすでに青色天井の様相ですが、月足の一目では、1・24~1・22にかけて雲の上限が控えていますので、これを突破すると上伸に弾みがつきそうです。また今月の雲の上限のあたりには、2008年の高値から結んだ右下がりの抵抗ラインがばっちり引かれますから、雲とラインを上に抜けると、テクニカル的にも更なる一段高に期待が集まりそうですね。

この流れを崩す要素になるとしたら、目先はBREXIT交渉とイタリアの選挙でしょうか?

フォワードガイダンスの修正で期待値がグンと上がったECBの会合は、1月25日(木)です。発表は21時、ドラギ総裁の会見は22時半からです。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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