豪ドル円は底固め?2013.07.12

8月に追加利下げが見込まれている豪ドルですが、対円では下値が固まってきたようなチャートになっています。対ドルではまだまだ下値を伺う動きが続き、4月11日の直近高値から、7月3日の安値まで短期間で15%の下落になっていますが、まだ下げ止まりは確認できません。

対して豪ドル円ですが、こちらは豪株価指数(ASX500)の日足チャートと割と似たチャートの形になっています。株価指数は6月25日を安値に切り返し、先週のRBAの発表を受けて、2・6%上昇、1年7ヵ月ぶりの1日の上昇幅を記録し、短期間で6・5%の上昇と強い切り返しを見せています。

豪ドル円チャートを見ると、6月13日に88円まで値を消したところが安値となり、現在は緩やかな切り返しで92円台後半まで戻してきました。

中国経済など外的要因に加え、追加利下げなど自国の金融政策の問題も相まって、まだトレンドは出にくいですが、株価の切り返しと、日本の円安政策を追い風に、豪ドル円はある程度材料を織り込んできたのかもしれません。長期なら打診買いを始めても良いかもしれませんね。但し、ドルでの下げ止まりが見えませんから、こちらに足を引っ張られて動きが鈍いままという可能性は念頭に、豪ドル外してNZドル円でロングの方がボラが大きいかもしれません。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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