上海株、3000ポイント割れ2018.06.22

6月19日のアジア時間、上海総合株価指数が3千ポイントを割り込み、2016年6月以来の安値水準まで下落してきました。節目とされる大台3千ポイントをわりとするっと割り込み、一気に下げが加速しました。

同日早朝、トランプ大統領が米中貿易について言及し、2千億ドル(約22兆円)分の中国製品に10%の追加関税を課すと公表し、たいして中国側も「対抗措置を取る」と全面戦争の様相になってきています。このあおりで日本市場も下落し、為替もリスクオフの円高基調。ドル円は再び110円を割り込み、200日線も再び下抜けてきました。センチメントは下落基調です。

また今週末はトルコで大統領選挙が行われます。エルドアン大統領の再選が確実視されていますが、もし接戦だった場合、50%以上の得票をあげられなかった時は7月8日の決選投票という流れになり、その場合はリラが一時的に買われる可能性があります。ただ順当には再選が堅く、以降はトルコの中銀がリラ安を食い止めるために「何をさせてもらえるのか?」なんて話になってきます。独立性も久しく失われていくだろう・・・トルコリラは再び22円の安値を目指し下値追いの展開中です。

さらにヨーロッパでもう1つの懸念であるドイツ政権への懸念については「為替ばんざい」(※会員向けレポート内コラムのため、当ホームページに掲載はございません。)をご参照ください。

リスクオフでドルも買いづらい、ユーロを買う材料も無い。跳ねたところを売るか、様子見も。局面が移ろいやすく、タイミングを合わせるのが難しい地合いですから無理せず、深追いせず。。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより追記・抜粋しております。

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