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米中関係の不透明感がやや後退2018.11.02

11月2日の東京時間後場、トランプ大統領が中国との想定される貿易合意の草案作成を指示したという報道が出たところで、日経平均、ドル円、クロス円と揃ってリスクオンの動きとなり急騰しました。昨日(1日)夜に、トランプ大統領と習近平国家主席が電話会談を行い、トランプ大統領が「貿易についての協議は順調だ」と発言しており、朝から中国人民元安は一旦落ち着きを取り戻していました。2日発表の対ドル基準値も前日から299元高に設定され、1ドル=7元の節目突破を目前に、一旦米中関係の不透明感が解消された形です。

今月末には首脳会談が予定されておりますので、そこで貿易問題が落ち着けるようであれば、新冷戦という言葉で米中間の関係悪化懸念が広がっていただけに、巻き戻しの反発は力強いものになるかもしれませんね。ただし、両者とも世界最大級のクセ者ですから、通り一辺倒に物事が進むかどうかは分かりませんので、ロスカットの設定はお忘れなく!これまで何度もちゃぶ台返しをやられていますので、それは教訓にトレードしていきましょう。

さて来週にはいよいよ中間選挙を控えており、その前に本日(2日)は雇用統計です。強いアメリカの雇用が確認されると、一段とドルが売られづらくなり、押し目買いが上手く機能しそうです。

本日(2日)発表の10月雇用統計の予想値は以下の通りです。
 NFP   予想19万人(前月13・4万人)
 失業率   予想3・7%(前月同)※約49年ぶりの低水準
 平均時給  予想+3・1%(前回+2・8%)
 ポイント① ハリケーン・フローレンスの影響
 ポイント② 平均時給が3%に乗ればリスクオン加速か

直近は112円アッパーから113円台で推移していますので、基本押し目買い方針でストップは111・85円~112円で見ています。

※こちらのコラムは当ホームページ向けの書き下ろしとなります。

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