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米雇用統計、利下げ観測思惑の後退なるか2019.07.05

7月末に控えるFOMCでの利下げが大方織り込まれてきた中、今日5日は6月の雇用統計が発表されます。前回のNFPは+7・5万人と鈍かったのに対し、今回の各社の予想はやや回復の見通し。

JPモルガン +14万人
ドイツ証券 +16万人
BNPパリバ +22万人
三菱UFJモルガン +18万人
市場コンセンサスは+16万人となっています。

市場予想は回復の兆しながら、FOMCでは「予防的利下げ」の可能性が強く、FEDウォッチも現段階で25bpの利下げを70%織り込んでいます。ただ、想定以上に好結果になると、さすがに利下げ観測の織り込みの後退も出て来る可能性がありますね。ポジティブサプライズに注意でしょうか。

トランプ大統領は今週、新たにFRB理事の空席に2名を指名しました。トランプ大統領の選挙陣営元幹部で欧州復興開発銀行のアメリカ代表を務めるジュディ・シェルトン氏、セントルイス連銀高官のクリストファー・ウォラー氏で、ともに保守でトランプ大統領の利下げスタンスに賛成を投じるスタンスを持つと言われています。今後議会の承認を経ていきますが、これまでのこの理事の席には辞退がでたり、調査でNGが出るなど、トランプ大統領の好む人材の登用がなかなか適いませんでした。まずは、議会の反応でしょうか。いずれにしても、FRB(パウエル議長)のスタンスは無視した利下げへの外堀が着々と埋められつつあるようです。

※こちらのコラムは当ホームページ向けの書き下ろしとなります。

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