株式投資早見雄二郎の特ダネ株式ニュース

英国のＥＵ離脱問題が再び波乱の芽になっているのはご承知の通りのことと思います。１０月８日、メルケル独首相がジョンソン英首相に対し「北アイルランドが関税同盟に残らない限り、絶対にブレグジット締結は無理だ」と伝えたということが英ＢＢＣで報じられると英ポンドは急落、対円で１３２円から１３０円４２銭まで続落の動きとなりました。

今回のコラムのタイトルは、今月末で退任されますが、これまで３年にわたり英国とのＥＵ離脱交渉をしてきたトゥスクＥＵ大統領が、８日に自身のＴｗｉｔｔｅｒでジョンソン首相に宛ててツイートした発言の一部です。在任中、多くの時間をＢＲＥＸＩＴ交渉に費やしてきて今なおこれですから、いい加減ウンザリでしょうね。今までになく厳しい表現で、しかもこの発言は同氏のＴｗｉｔｔｅｒに固定されて、まず一番に見られるようになっています（笑）

こうなってくると、来週にはＥＵ首脳会合が予定されていますが、その前に完全な決裂になる可能性もあり、合意なき離脱の懸念が高まってきています。

ただ、投資家目線で見ると、そう思ってから何度ひっくり返されたか・・・売りでも買いでも、ポンドが動き出すのは夕方からですし、ＮＹ時間には落ち着きを取り戻すことが多いので、その時間までの上下の動きに勢いよく乗って細かく利を確定していくように心がけています。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。