株式投資早見雄二郎の特ダネ株式ニュース

１３日１０時に発表されたＮＺの政策金利も、１・００％で据え置きの決定となりました。こちらは直前に「２５ｂｐ利下げ」の予想が強まっており、サプライズの据え置きになったことから、発表直後にＮＺドルは対円で９０銭ほど急騰しました。これでＲＢＮＺの２０１９年の金融政策会合は終了しましたので、来年２月１２日の会合まで政策金利が変更されません。

ＲＢＮＺの声明によると、必要な場合は追加刺激策をさらに追加するとしつつも、国際環境の悪さを弱いＮＺドルが相殺しているとしています。経済成長は緩やかであることは好感できます。この地合いでＮＺドルが弱いことが経済を支えているということからも、ＮＺドル高を望んでいないことは伺えますが、まだ中銀がＮＺドル高を抑えたくなるような水準とは思えません。

となると、当面は現状が維持されるわけですから、日足のチャートを見ると６６円台がダブルボトムになって少し緩やかな戻り場面が見られそうです。ネックラインをしっかり越えて７０円台に乗せると一目均衡表の雲も上抜けますし、形的にもさらに良い雰囲気になりそうです。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。