資金一極集中ドル高2020.02.21

 110円台に乗せると押し戻されて109円台下げるという動きが長く続いていたドル円相場が、2月19日のNY時間に110円30銭の1月高値を突破して以降上伸し、一時112円台にのせるドル高となりました。直近で出てきた米指標が好結果だったことや、コロナウイルスの発生地である中国の湖北省以外の地域での感染者数が15日連続して減少しているという安心感から、市場がリスク取りに傾いたということも大きな要因だったと思います。そして何より、どの国よりも何かと『安心』であるアメリカの通貨・ドルに対する信認もあり、ドル一極集中の流れが強まりつつあります。

 そのアメリカでは大統領選の年前半の最大の山場であるスーパーチューズディを3月3日に控えており、ここで民主党の有力候補としてすさまじい資金力を持つブルームバーグ氏が登場してきます。今のところ大統領選挙はトランプ大統領の再選が有力であり、その流れから米株やドルに対しての信頼も一段と強いですが、民主党候補がしっかり絞られてくると、やや変化があるかもしれませんね。

 ドル円相場は一気に111円50銭まで上昇しましたので、次の目安は昨年4月につけた2019年の最高値である112円39銭ですが、月足チャートを見ると雲がちょうどかかっており、来月にかけてこれを抜けられるかどうかも合わせて見ていく必要がありそうです。

 ドルに連れて上昇が顕著だったのが、カナダドルです。まだ1月の高値84円56銭には届いていませんが、他のクロス円の日足チャートと比較してみると、強さは歴然です。1月のBOC会合では1.75%の据え置きを決定したものの、ハト派な慎重姿勢は崩していません。国内景気が悪化すれば次の行動は利下げと明言していますが、それでも米同様1.75%の金利幅があることは強みになります。28日に12月GDPが発表されますが(カナダは月次でGDP公表)、これは12月分などでさほど弱い数字を懸念されていません。目先はドルに連動した動きが考えられるので、ドル同様押し目を拾いつつも、ドルほどチャートの節目に敏感に動きやすい通貨ではないので、節目を意識し過ぎずディトレレベルで細かく取っていくのが良いかと思います。

 それにしても全体的にボラティリティは低い地合いが続いています。その点で高金利のメキシコペソ円など新興国通貨の動きが強まっています。南アやトルコに比べるとメキシコには地の利もあるかと思うので注目しています。現在5.9円、政策金利は7%、2月に2年ぶりに25bp引き下げを実施しましたが、通貨は安定した動きになっています。

 ※こちらのコラムは毎週木曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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