株式投資早見雄二郎の特ダネ株式ニュース

　直近のPMIが好調で一気にポンと値を飛ばしたのがポンド円です。161円前後でしたが、163円アッパー迄上伸し、200日線を抜けてきました。このまま抜け切れるか、押し戻されるか注目です。

 

　また先般大規模な大雨で甚大な洪水被害に見舞われ、史上３回目の緊急事態宣言を発出しているNZで2月の金融政策会合が行われ、50bpの利上げが決定しました。これで政策金利は4.75％まで上昇してきましたが、洪水の影響でさらに物価高が深刻化することが懸念されており、未だ利上げ打ち止めの様相はありません。NZドルに関しては、利上げ打ち止め感が無いとは言え、自然災害が連続して続いていることや、その被害の全貌が見えてきていない面もあり、復興需要の買いにはまだ繋がりません。ただ、大きく下げてもおらず、日足では三角持ち合いの形になっていますので、上に放れるかどうか目先の動きを注目しています。

 

　今週はこの後週後半に次期日銀総裁の植田氏の所信聴取が予定されています。現在の金融政策を引き継ぐような順当な発言であれば日本市場には安心感が広がりそうです。ちなみに日銀は3月第2週のちょうどメジャーSQの日に黒田総裁の最後の金融政策会合が予定されています。