150円防衛ラインか2023.10.06

 10月3日、今回もNY時間に為替相場に動きがありました。23時を回り、ちょうどニュースの時間帯でしたので、リアルタイムに「ドル円150円突破、1年ぶり」と報じられる中、ドル円相場が突如一瞬で2円以上急落する場面がありました。昨年の介入がよぎる動きでしたが、実際にどうなのでしょうか。

 
 翌日には神田財務官が「介入の有無はコメントを控える」と発言しましたが、ちょうど去年10月21日の覆面介入があった日も、同様にコメントしないと発言していました。その前は9月22日の1回目の介入の時は、17時過ぎに実弾が入り、その直後に「為替介入を行った」と正式に24年ぶりの為替介入実施を表明しましたが、10月の覆面介入の時はコメントせず、その介入が公になったのは、年が明けて23年2月7日に財務省公表で5兆強の覆面介入が行われたことが分かりました。

 
 その1年前と比べると今回の動きは非常に小さいもので、リアルタイムの動きを見ても介入にはやや懐疑的です。昨年の覆面介入の時は151.63から146.18まで一気に5円下げる大きな動きでした。ただ、その前日10月20日にも150円乗せで一気に急落する場面があったこともあり、今回についても大台乗せでアルゴリズムが反応したのではないかという見通しを捨てきれません。ただ、150円が大きな壁であり、防衛ラインであることは今回も確認できたと考えて良いと思います。米国の経済指標次第では再びドル買いになる可能性もありますが、150円は利食いラインでレンジ相場となる可能性もありそうです。いずれにしても週末は雇用統計、来週はCPI等重要な米国指標が控えていますので、それらを見てから次のトレンドを考える場面です。
 
 さて、先週末原油相場が下げてきたことからカナダドル円が崩れてきてしまいました。21日線も割れているので逃げていったんカナダドルから撤退中です。
 
 その他のクロス円もチャート的に売り買いともに手出しづらいし、まずはアメリカの経済指標とそれを見たうえでの米長期金利の動きによって新たな動きが出てくる場面です。それらの経済指標をまずしっかり見ておきましょう。
 9月雇用統計 NFP予想16.8万人(前月18.7万人)
        失業率予想3.7%(前月3.8%)
        平均時給予想0.3%(前月0.2%)
 9月CPI 前年比予想3.6%(前月3.7%)
      コア指数前月比予想0.3%/前年比予想4.1%
 
※当コラムは、木曜日発行の会員向けレポートより抜粋しました。
 

◇◆◇横尾寧子監修の書籍のお知らせ◇◆◇

ゼロから始められる!マンガFX超入門 

FXアドバイザー横尾寧子の監修した新刊がこのたび発売されました!

この度、新しいFXの書籍の監修をさせていただきました。
FXをマンガで解説、分かりやすくFXの仕組みやノウハウがまとめられています。マンガと侮るなかれ!初心者の方がFXを始めるのに抑えておきたい情報はしっかり収めた1冊になっています。
これまで多くの書籍の著者・監修と携わらせていただきましたが、過去最高に分厚い一冊になりました。お手に取っていただければそのずっしりとした情報量を実感していただけると思います。文字も大きくて見やすく、FXをするお隣にそっと置いていただける1冊になりました。
多くの投資家の方に手に取っていただければ幸いです。

・発売日 : 2023年1月25日
・出版社 : 株式会社西東社

 

インターネット有料情報(コラムページ用)インターネット有料情報
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら