ドル安で円安2023.11.17

 最高値近辺で膠着しているドル円相場はどうなるのか?最大の関心事になって久しいですが、引き続き膠着しています。14日に公表された10月のCPIは前年比+3.2%(予想+3.3%)、前月比+0.0%(予想+0.1%)、コア指数は前年比+4.0%(予想+4.1%)、前月比+0.2%(予想+0.3%)といずれも鈍化し、ドル売りになりました。このCPIですが、今回の公表分から医療費保険料の算出方法が変更されていることで、若干上振れするのではないかという事前予想になっていました。ところが公表された結果は鈍化となりましたから、インフレに対して思ったよりも抑制されているという印象です。
 CPIが公表前の13日の報道で、モルガンスタンレーは24年6月の利下げ開始見込み、GSは24年第4四半期の利下げ開始をぞれぞれ予想していましたが、CPI公表を受けてCMEのFedウォッチは利下げ開始見通しを24年5月に繰り上げました。

 翌15日に公表されたアメリカの経済指標は押しなべて好結果が多く、ドルも再び買い戻される地合いになりましたが、円相場で見ればドル高ではなく円安、また為替市場全体ではドル安、円安、クロス円高という展開が続いています。日銀のスタンバイはどうなっているのか?という「本邦介入警戒」は日々報じられていますが、円相場が高止まりとはいえ、全体的にドル安で米金利も低下している昨今、ドル売り介入という選択をしづらい局面でもあり、スタンバイだけされたまま今の地合いが続いてしまいそうです。

 その他通貨は特にユーロが対ドルで強い上げになっており、ユーロ円も高値を更新。スイスフラン円も更新。クロス円軒並み高です。スイスフランについてはジョーダン総裁が「必要なら追加の引き締めを躊躇しない」と発言し、追加緩和に含みを見せたことから、まだ青天井が続きそうです。
(スイスの次回会合は12月14日)

※当コラムは、木曜日発行の会員向けレポートより抜粋しました。
 

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