高値顔合わせで陰線つつみ足2023.11.24

 今週はドル円相場が一気に円高にブレて、調整色の強い展開になっています。今年はthanks giving dayの休暇前に円ショートを手放して一旦ポジション調整する典型的な休暇前の動きが再来しました。ちょうど直近では昨年秋の高値151.94に続く151.90まで上昇して高値顔合わせの場面でしたので、休暇前に日銀の介入警戒も含めてポジション調整が強まった傾向です。このコラムを書いている11月22日午前現在、ドル円相場は前日に147.14まで突っ込んだ後長い下ヒゲになって反発していますが、アクティブな取引が止まって休暇後の動きを待つ状態というところでしょうか。(追記:その後反発に転じ、11月24日14時時点でのドル円相場は149円台アッパーまで戻しています。)
 
 ただ今回のドル円巻き戻しの動きを受けて、クロス円全般も高値圏で鈍い動きになりました。12月前半はクリスマス休暇前に再度調整が入りやすいですから、押し目ではなく反発したらポジション解消の売却をしておくのも一考かと思います。というのも、ドテンで円ロング(円買い)するのはどの通貨に対してもスワップポイントが高く支払いが嵩むので日数がかかるとキャピタルゲインを大きく押し下げますからお勧めできません。ドル売りという観点でいえば引き続きドルストレートで押し目を待ったドル売りで動きを見ていくことをお勧めします。

 

 また今回ドル円が高値を付けた直後の調整局面になっている先週末の段階で、週足で陰線つつみ足が出現しました。高値水準での陰線つつみ足ですから、非常に強いシグナルの1つが出たと見て注目しています。加えて、月足でも高値で陰線つつみ足の形になっています。今月の陰線でつつみ足の形になっていますが、まだ月末まで1週間ありますから、確定はしていません。確定したら、高値圏での陰線つつみ足としては2015年につけた125.85の翌々月の陰線つつみ足以来という形です。大きな変化になるかどうか、大いに月末のドル円月足のチャートを注視です。

※当コラムは、木曜日発行の会員向けレポートより抜粋しました。
 

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