カナダに変化の兆しか2012.04.20

このところの円高基調で、ドル円、クロス円とも調整基調が強まっていましたが、資源通貨の一つであるカナダドルに好変化の雰囲気が出てきました。

4月17日に発表されたカナダ中銀の政策金利発表は、事前予想通り1%で据え置きとなりましたが、声明の中で「物価上昇率をインフレターゲット2%に維持するため、現在の緩和策を是正する必要があるかもしれない」と示しました。近い将来の緩和策解除、引き締めへの転換を示唆したことで、カナダドルへの買い魅力が高まっています。

同17日にIMFが発表した最新の世界経済見通しを見ると、カナダの2012年は2・1%成長、2013年は2・2%成長と上方修正しました。(※世界経済全体は2012年が3・5%、2013年は4・1%)

テクニカル面でも、カナダドル円を見ると日足の一目均衡表で、雲が下値の抵抗ゾーンとなって下値を支え、ファンダメンタルズの好感で上放れの形となっています。MACDはゴールデンクロス直前、シグナル出現をしっかり見ておきたいところで、出直りの上昇をスタートから狙いやすくなるかもしれません。

全体的に緩和策が続く中で、刺激策解除を堂々と示せるあたり、経済回復がしっかりしたものなのだろう・・・と期待が高まります。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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