雇用統計を見極めたい向き2012.06.01

今週はやや反発の動きで始まった為替市場でしたが、週半ばには雇用統計を見極めたいという様相を呈し、積極的な売り買いは見られません。じわじわと下値を切り下げている状態となっていますが、もう少し戻りがあっても良かったという印象で、やはりリスクオンへの警戒が高いことを感じさせられます。

今週金曜日は雇用統計、ISM製造業景況指数と米の大きな指標を控えていますが、この雇用統計の予想数はロイターによるとNFPが15万人(4月11・5万人)、失業率は8・1%で変わらずという既報で変わりませんでした。

加えて週末から来週前半にかけてイギリスは祝日で4連休になりますので、雇用統計発表後はそれを踏まえたポジションのクローズも活発化しそうです。戻りが弱く売りが強いので、発表数字次第ではありますが、NY深夜はショートカバーも入りやすいかもしれません。

来週はオセアニアの経済指標が目白押しです。RBA、第1QGDPと連日大型指標が続きますので、週の前半は豪ドル主体に上下してくるかもしれません。5日のRBAは据え置き予想ですが、利下げ継続の意思が注目ポイントとなりますので、値ごろ感の買いにはくれぐれも注意して見ていきましょう。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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