7月第1週にあたる来週は、3日にRBA、4日にリクスバンク、5日にBOE、ECBと主要中銀の会合が予定されています。ギリシャ問題を織り込み、スペイン問題を見据える中で、ECBを筆頭に各国中央銀行が追加緩和策を打ち出すのではないかと注目が集まっており、忙しい1週間になりそうですね。
加えて現在マーケットでは、中国人民銀行が預金準備率をさらに引き下げるのではないか?という思惑が台頭しています。26日の定例オペで、人民銀行は約2ヵ月ぶりに950億元のリバースレポを実施しました。前回の実施は5月で、その後預金準備率の引き下げが発表されたため、今回も同様なスケジュールを前提に動いているのではないか?という見通しが一段と高まってきました。
私は来週の緩和策打ち出しが、一旦の節目になるのではないかと思って注視しています。翌週には日銀の金融政策決定会合が控えており、増税が事実上決まったことで、追加緩和の土台が整ってきましたので、12日は緩和発表が期待されます。
各国が同調する行動が、株価押し上げとリスクオン、トレンド変化に繋がっていくようで待ちかまえて乗っていきたいと思います。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。