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12月か1月か、やはり3月?2013.12.13

先週発表された雇用統計の結果を受けて、量的金融緩和縮小(テーパリング)開始時期についての見解が割れています。ただ、発表された後の反応を見る限り、ダウも200ドル近い上昇を見せ、金も1250ドルを上抜けしっかりした動きを見せている点からも、米市場を中心に「12月のテーパリングは無いだろう」という見方が大勢です。

しかしながら今週は、地区連銀総裁からのタカ派発言も続いています。現在投票権を持つセントルイス連銀・ブラード総裁、そして来年投票権を得るダラス連銀・フィッシャー総裁等、相次いでテーパリング時期の前倒しが望ましいというスタンスを示しました。

いずれにしても近い将来テーパリングが決定されるわけですから、2014年は米経済が成長をけん引すると考えられており、円売りの地合いは一段と強固なものになりそうです。ドルに限らず、NZドル、そして英ポンドなどが対円でも著しい変化を見せやすい局面になるのではないかと取材等でもお話しさせていただいてきました。NZドルについては一部で2014年に100円という見通しも(!)

世界経済の成長を確認する決定打はテーパリングになるのでしょうね。FRB及び要人コメントに一段と注視して、状況の変化に敏感にいたい師走です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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