2月よりFRBは初の女性議長であるイエレン氏をトップに新体制がスタートしました。最初のFOMCは3月18-19日で、ここでは議長会見もスケジュールされており、緩和縮小踏襲を確認する注目度の高い会合になります。
また中道派として現在のFOMCで投票権を持つ、クリーブランド総裁ピアナルト氏が5月末日で退任し、6月より現フィラデルフィア連銀調査ディレクターのメスター女史が新総裁に就任すると発表され、女性の活躍がますます期待されます。
このクリーブランド総裁ポストは、2014年体制におけるFOMCでの投票権を有していますから、メスター氏は就任とともに、この投票権も受け継ぐことになっており、FOMC内のタカハト勢力に、変化が出て来ることが期待される中、新総裁のメスター氏は現在、タカ派で知られるフィラデルフィア連銀プロッサー総裁の首席経済顧問を務めていることから、同氏もタカ派スタンスだろうという見通しが高まっています。
新しい顔ぶれでのFOMCは6月17-18日になります。発言も合わせて注目が高まってきますので、ドルの方向性と合わせて注目です。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。