そろそろ年末相場の準備に2012.11.09

4年に一度の米大統領選挙、そして10年に一回の国家主席交代を迎える中国共産党大会と大きな政治的スケジュールをこなし、そろそろ年末に向けた相場へのスケジュールを考えておく頃合いになってきました。

11月15日にはヘッジファンドの45日前期日、22日はアメリカの感謝祭、そして12月末にはクリスマス、そして米企業の決算期末を迎え、年末年始という慌ただしい時期がやってきました。ポジションのドテンが出やすい時期ですから注意して下さいね。

年末には円高になりやすいというアノマリーがあるドル円ですが、月足チャートで長いスパンを追ってみると、2007年につけた124円から続いてきた円高のレジスタンスラインを上に抜け、12ヵ月線も24ヵ月線にゴールデンクロスしてきました。2010年、2011年と年足で陰線が続いていましたが、今年は初値が76円85銭でしたから、このままでいけば陽線で引ける確率も高まります。

この数年と短いタームで見ると、高値2011年の94円97銭から安値75円55銭の50%戻りが85円26銭になります。ここが来年に向けた円安の戻りの1つの目安になりそうかなと見ています。

今週意外な金利据え置きを決定したRBA、及び豪ドルについては会員向けレポート内コラム「為替ばんざい」にて取り上げております。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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