香港にマネー流入の流れ2012.11.16

10月26日に香港政府が不動産価格抑制策を発表。香港に居住しない人の不動産取得への規制を高めることを決定しました。世界中の緩和の流れで投資マネーが香港に流入。いずれは再び中国本土に流れにマネーも多いかと思いますが、ちょっと香港に変化が出ているので注目しておきましょう。

為替の側面からみると、香港金融管理局が香港ドル高抑制のため、約3年ぶりに10月から数回にわたる米ドル買い介入を実施していますが、米ドル香港ドルを見ると、香港金融管理局が上限としている7・75で張り付いています。この異常な投機マネーの動きと金融当局との攻防を見ていると、昨年のスイス中銀と市場の攻防を彷彿とさせる感じがしませんか。そんなわけで、次の動向が非常に気になり注視しています。

香港ドルに限らず、アジア通貨は全般に強さを見せています。マーケット規模が小さく、FXでも取引できる通貨は一部ですが、高値更新して切り上げ期待が再び浮上している人民元、韓国ウォン、台湾ドルなど、トレード対象となる通貨は増えています。安全、成長性のある市場に流れるマネーが今は香港で堰き止められていますので、次のトレンド派生を見据えてアジア通貨も今後フォローしていきますので、参考にして下さい。

※今週の会員向けレポート内コラム「やっこの為替ばんざい」では引き続きRBAを取り上げています。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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